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クライアントの職業生命が短い場合

Matt Pais

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Ningはスタントマンやアスリートのベストプラクティスを紹介しました。

映画で命がけのスタントを演じる仕事をする高額の収入を得ているクライアントにどのような保障を提案しますか。あるいはアイスホッケーのトップ選手がケガをした場合はどうでしょうか。

「お金は給与ではなく宝くじのようなものだと説明するようにしています」と俳優やスタントマン、アイスホッケー選手をクライアントに持つカナダの14年間MDRT会員、Bobby James Ning, CFP, BAは語りました。「お金があることに感謝し、全て使うべきではありません」

特に危険度の高い仕事をするクライアントは、職業生命としては短い可能性を理解する必要があります。ファイナンシャル・プランニングとコンサルティングの両方を専門とするNingはオフィス勤務が中心の仕事とはキャリアの寿命が異なるクライアントの契約を保有しています。彼らは(潜在的に多額な)収入の取り扱い方を分かっていなかったり、自分の体力や活躍の機会が減ったときに次のステップについて明確な方向性を持っていないかもしれません。

このようなクライアントに特に必要と感じる保障としては、就労不能保障があります。「潔く引退する人はほとんどいません。不運な出来事が起きて『もうこれ以上は無理だ』と気付くまでは現役を続けます」とNingは述べます。

クライアントに適切な準備をしてもらうため、Ningは次の戦略を用います。

1. クライアントの思考を変える。高額の医療費を自己負担するクライアントと出会うことがよくあります。ケガの費用を「誰が自分の世話をしてくれるのか?」と捉え直すことで驚くべき成功を収めました。

「多くの方は手のかかることは自分の両親がしてくれると思って育ってきました。いつかは自立しなければいけませんよ、と言い放ってみてください。挑戦的な会話になってしまうかもしれません。気にしない方もいますが『親に面倒を見てもらいたくない』と言う人もいます」

2. キャリア・コーチングをする。多くのクライアントはアドバイザーをプロのキャリア・コンサルタントとして活用していないはずです。しかしこのようなクライアントにとって、キャリアの軌跡は不思議と経済的な安定とリンクしています。Ningは「この業界に残りたいと思うのであれば、選手以外に何ができますか?何か別のことをしたいのであれば、今後5年間の計画はありますか?」などの質問をします。シンプルな質問ですが単純なことは見落とされがちです。

このアプローチによりあるスタントマンは、長時間労働で社内の権力争いがあると考えて興味がなかったにも関わらず、裏方であるスタント振付師になる決心をしました。2年後、30代になり奥さまとお子さまがいる彼はテレビ番組でスタント振付師のリーダーとして雇用されました。 Ningの助けを借り(また映画のセットでスタントマンが亡くなったことに影響を受けて)クライアントはキャリアの転換や不確実性が少ないライフスタイルに移行することができました。

3. 自身のネットワークを活用する。一部のクライアントはプロのモチベーション講師に転向しました。またスポーツで培ったリーダーシップをビジネスの世界で生かしている方々もいます。Ningは提案したり、自分のクライアントを紹介して相談を促したり、自身のネットワークを活用したサービスを展開しています。

4. 実例を用いる。繰り返しになりますが、必ずしも予想外のことではありません。しかし適切なストーリーを見極めて効果的に相手に伝えるスキルが求められます。Ningの場合はまだ30代にも関わらず撮影現場で心臓発作を起こした中国の俳優や、プロ・アイスホッケー選手として大活躍したのに十分な貯蓄をしていなかったのでカナダのカフェチェーンTim Hortonsで働くことになった元選手の話をクライアントに伝えます。「もし家族や子どもがいてこんなことになったとしたら、どうするか心の準備はできていますか」とNingは問い掛けます。しばらくすると再就職はそう簡単ではないことを理解し、今のような収入が続く保障はなく、さらにケガなどをしたら大変だと気付きます。

5. 知識を深めてサービスの幅を広げる。バンクーバーを拠点とするNingはカナダとアメリカの両国をまたいで仕事をする俳優に多く出会うため、税金についてよく質問を受けます。クライアントの会計士になるというわけではありません。ドキュメンタリー・ドラマ専門のあるライターの場合は、芸能界に多くの顧客を持つ会計士を紹介しました。その方は会計士を気に入ってくれて『他にはどんなサービスを提供しているのか』と言われました。またNingのチームはカナダの全てのオリンピック選手が所属するカナダ・スポーツ研究所(Canadian Sport Institute)に金融教育プログラムを提供しています。

6. 最後まで寄り添う。クライアント全員に対してNingはプラン策定の前後に3つずつ質問をします。プランを導入したことで自信がついたか、疑問に感じていたことの答えを得られたかという問い掛けです。進展があったことを実感できればクライアントにとって価値があります。特に職業生命の短い仕事をしている方にとってはなおさら重要なことです。Ningは将来について考える重要性を強調します。「私の努力が認められるのに3~5年かかることもあります。クライアントは話したがらない話題かもしれませんが、後になって『人生に影響を与えた出来事だった』と実感してくださいます」と述べました。

Contact: Bobby Ning bobby.ning@flci.ca

 

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