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リタイアメントを体験してみよう

Angelia Z. Shay, CLU, ChFC

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実際にリタイアする前に、疑似体験が必要な理由

クライアントに最初にお会いしたときに私はこう申し上げます。「あなたは今日初めてここにいらっしゃいました。私は25年間この仕事をしています。800回か900回ぐらい、このような経験をしております。そこであなたに聞いていただきたいことがあるのです。リタイアメントとは退くことではなく違う方向に進むということです。 高校時代や大学時代を思い出してください。ダンス・パーティーに誘われたお嬢さんはドレスを買いに行き試着します。ドレスに合わせたハイヒールを履き、実際にパーティーでこれを着たらどんな感じだろうと想像します。クライアントであるあなたにも同じことをお勧めしたいのです。リタイアメントを体験してみましょう。どのような感じかを話し合いましょう」

多くの場合、私の元に来てくださるクライアントには未消化の有給休暇がたまっています。そこで「Floridaに住みたいとおっしゃっていましたね。2~3週間休暇を取って、お出掛けになってはいかがでしょう。実際にどのような感じかを体験してみませんか」と提案する場合もあります。

もしかするとクライアント本人より先に勇退する配偶者がいるかもしれません。「これからどのような生活が待っているのか分かりません。リタイアを希望する配偶者の給与を銀行に預けて、実際どうなるのか体験してみませんか。給与収入は無くなるというお話なので、銀行への預け入れを始めましょう」

ベビーブーム世代(1969年生まれまで)の退職に対するイメージは「今日まで働いて、明日辞める。それで終わり」というものです。しかし実際の暮らしはどのようなものかというビジョンを構築することが必要です。「今後3年間であなたを段階的にリタイアメントへと導きます」とご提案しませんか。雇用主はパートタイムで雇用を継続してくれるでしょうか。もしかすると週20時間程度、週3日の勤務に就くかもしれません。しかしリタイアメントに向かうための変化を起こさなければなりません。私がクライアントから学んだ経験によると、準備をした人たちのリタイアメントは成功しています。私はクライアントに前倒しでボランティアに関わってもらいます。極めてよくあるケースですが、退職前にボランティアに関わりがなかった人は退職後も関わりません。それでは遅いのです。

ボランティアなどのアクティビティはリタイアする前に始めておかなければなりません。何度も見てきたことですが仮にクライアントが今日退職すると「よし1ヶ月は休もう」と思うのです。そして一日中テレビを見て外に出ない習慣が身に付きます。あるいはずっと手を付けられなかった家の中の用事に専心します。外に出掛けて何かしようとは思いません。

一つの問題は、人は皆違うということです。あなたのオフィスに来るクライアントの中には「やる」と言ったことは必ずやると確信できる方がいます。従ってあなたは心配さえしません。

一方、「やる」と言ったのにその日が永遠に来ない方もいます。以前あるクライアントから高齢のご婦人を紹介されました。退職されてから既に3~4年が経過していました。お会いした当初「リタイアされてからどのような生活を送っていますか。1日をどのように過ごしているか教えてください」とお尋ねしました。すると「始めたいと思っているの」「できたらいいのだけど」「やらなくちゃね」というフレーズがたくさん出てきました。けれども彼女はいまだにそれらに手を付けないまま3年経過していました。

そこでこのご婦人に言いました。「まずライフスタイルの管理に着手すべきです。リタイアされた当初と比較して、今の健康状態を教えてください」

そしてじっと座って返事を待ちます。ご婦人は回想を始め、ある事実を認めました。なぜ自分が引退したのか分からない、と言うのです。リタイア後に良くなったことは一つもなく、孤独で憂鬱(ゆううつ)で悲しいと告白しました。会いに来る人は誰もいません。彼女の口からこのような人生観が語られたのは初めてでした。

そこで私は彼女をCandy Stripersに誘いました。地元の病院で活動するボランティア団体です。私のクライアントの一人が67歳でCandy Striperとして病院で活動しています。私はこの二人を引き合わせました。ご婦人は彼女からのプレッシャーを受けながら、デスクの前に座って部屋番号を案内するという仕事を始めました。期待通りの働きをしているでしょうか。いいえ。でも、少なくとも何かに取り組んでいます。しかし、これは実に寂しいケースでもあるのです。私たちは誰かに「やりなさい」と行動を強制することはできません。誰かの生活の質を向上させる力もありません。

私にできるのは彼女の話をシェアすることだけです。私が実際に見たこととして彼女にどのような変化が訪れたかをシェアできます。この体験談によって私のアドバイスの信頼性は増すと思いますが、私の力が及ばないことを知るのは残念です。

Angelia Shay(バージニア州、20年間会員)がMDRT Podcastで語るエピソード“Retirement topics clients and advisors should talk about more”(リタイアメントに関し、クライアントとアドバイザーがもっと深く語るべきトピック)をmdrt.orgのResource Zoneでご視聴いただけます。

Contact: Angelia Shay angie@thepathfinancial.com

 

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