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ミレニアル世代にパートナーシップの道筋を作る

Liz DeCarlo

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Patersonは若いアドバイザーに事業投資の機会を提供。
JEN DAINER/INDUSTRIAL ARC PHOTOGRAPHY

Susan Catherine Paterson, FChFPは若手アドバイザーに自社株を購入する機会を提供したのですが、株価が非常に高いため1〜2%しか買えないことに気付きました。

オーストラリア、クイーンズランド州Loganholme在住で15年間MDRT会員のPatersonはこれでは若いアドバイザーが会社の経営に深く関われず、経営感覚を養うことができないと考えました。ミレニアル世代は会社と利害関係を持ちたいと望んでいるはずです。

そのころPatersonはファイナンシャル・プランニングの学位を取得したばかりの大学生だったBilly Lowdell, B Comと、ロースクールの学生だったMorgan Jonesを雇用しました。2人は彼女が取締役を務めるBusiness Insurance Group (BIG)でパートタイムで働き始め、卒業後にフルタイムで働くようになりました。2人がMDRT会員になって2年がたちます。

Patersonは若いアドバイザーが事業に参画する感覚を育みたいと考えました。そのため、大きな事業の一部分としてではなく、彼らが担当した部門をサイドビジネスとして立ち上げ、2人をパートナーに就任させ、財務に責任を持たせることにしました。こうして若いアドバイザーは経営者を体験し、感覚を身に着けることができました。

このサイドビジネスはBIGの傘下にあり、組織内の他の部門と密接に連携しています。「このような方法を取ったおかげで、チームの一体感や企業文化は損なわれませんでした。実はアイディアの共有と相互サポートが進み、役員レベルが充実しました」

数年後、Patersonはある事業を買収する機会があり、別の若い従業員とパートナーシップを結びました。他社の人にこの取り決めを説明すると、ほとんどの場合否定的な反応が返ってきました。若いアドバイザーが自分の事業にだけ投資し、やがては組織から離れるだろうという意見でした。しかし実際は逆でした。

「彼らは優れたチームプレーヤーで、素晴らしいスキルも兼ね備えています。会社と利害関係で結ばれているため、組織から離れるつもりはないようですし、ビジネスが相互に絡み合っているため、他事業の成長支援にも深く関わっています。戦略的に別の事業体を設立するには準備が必要でした。しかし、われわれが正しい方向から着手し、将来事業モデルがどう機能するかについて、意見を一致させて同意することの方が大事です」と語ります。

ミレニアル世代を引きつける

Patersonは若いアドバイザーをリクルートするためにファイナンシャル・サービスに関心を持つ学生に宣伝をしました。そうして募集した学生達は彼女の会社でパートタイムで働き始めました。

「大学では知識を教えますが、実践的なスキルを学べるわけではありません。彼らはわれわれと一緒に働くことでクライアント獲得などのスキルを学び、大学で学ぶ内容の意味が良く理解できるようになったようです」と言います。

Jonesは学校に通いながら働くうちに、自分が法律よりも保険に夢中になっていることに気が付きました。彼は現在、保険に重点を置いてビジネスを行っていますが、法律の知識が直接役に立つ契約業務、権利取得、その他の分野も専門にしています。

「われわれの事業を今後も継続するためには、いろんな意味でスタッフ育成がすべてです。スタッフ育成が将来的にわれわれの顧客にとってプラスになります。だからこれは弊社から顧客への贈り物です」と述べました。

Patersonと別の事業に参画した従業員は、学生時代も含めBIGでの勤続が12年になります。「所有権を得たことで彼ら自身が深く関与する感覚が生まれました。高い報酬が入り、自己資産を構築できる能力が身につくところがポイントです」と言います。

ミレニアル世代を理解する

ミレニアル世代は「キャリアを実現させたい。早く報酬を手に入れたい」と、変化と成長を求めているとPatersonは言います。あることをはっきり理解すれば彼らの望みはかないます。「スピード感を持って成長させなければならないことを理解すれば、素早く報酬を与える機会が生まれます。彼らがそこを明確に理解すれば、主体的に動きます。それが理想です」

ミレニアル世代はビジネスに参入する際、実質的なスキルで変化に対処します。「彼らは素早く結果を出したがります。大きく変化する時代にあって、彼らは変化に対処し、新しいアイディアやイニシアチブを取り入れるのが得意です。物事を見て『もっと良い方法がある』と提案してくれます」

早く結果を出したがります。

若いアドバイザーが同年代の、つまり既存顧客の子ども世代のクライアントを引きつけることにも気が付きました。「皆さんはご自分の年齢にプラス・マイナス10歳くらいのクライアントを引きつけると思います。ですから弊社の20代のアドバイザーは数世代の年齢層のクライアントと仕事ができるようになります。若いクライアントから今は高い収益を期待することはできませんが、将来は屋台骨になるクライアントです」

ビジネスに多額の投資をしているミレニアル世代のアドバイザーを抱えることで、Patersonは自然に事業継承計画を進めています。「私が株式を譲渡したいと望めば、彼らは株式を半分まで購入することができます。また必要に応じて、私は社のコンサルタントまたはメンターとして働き続けることもできます。私が所有する別事業の株を彼らが買って所有分を増やすことも可能です。ですから、彼らは確実に私の事業継承計画の一部です」と語りました。

成長とコラボレーションを促す6つの方法

1. 長期休暇。スタッフは全員最長12ヶ月の長期休暇を取ることができます。これほど長期の休暇をとったスタッフはまだいませんが、数人が3、4ヶ月間の休暇をとり旅行をしたりしました。ある人が長期休暇を取る場合、Patersonは他のスタッフと協力して仕事量の割り当てを再配分します。

2. アイディアの共有。月曜日、スタッフ16人が「10 of 10」と名付けた集会をします。午前10時に10分間、進行中の仕事について議論しアイディアを共有します。「2、3人から同じアイディアが出たら、それについて話し合い、後で他の人も入れてじっくり話し合うべきだと考えます。グループとしてそうすると決めています。だから彼らは非常に主体的です。また、職場や家庭で起こった良い出来事を一人一つずつ話しています。おかげで楽しく月曜日を始められます」とのこと。

3. チームで決める自分へのご褒美。金曜日、各チームで集まり仕事のはかどり具合を話し合います。大抵はチームの数人が早めに退社して週末を楽しんでいます。チーム内のメンバーで話し合って、早めに退社する(功労者)人を決めています。

4. 余白の時間。Patersonはオフィスで犬を飼っていて、スタッフに休憩がてら犬を散歩に連れ出すことを勧めています。「犬と遊んだり、散歩する時間が誰にも必要です。犬をなでるだけでも気分転換になります。余白の時間を持つことが健康に非常に良いと考えています」

5. 良いおこない。Patersonは慈善活動への寄付や行事への参加をスタッフに勧め、また支援もしています。「弊社の若いアドバイザーは、慈善活動へ惜しみない支援をしたいと望んでいます。誰かを助けたいと強く願っています」フード・ドライブ(訳注:米国の助け合い運動の一つ。保存食の寄付を集め、低所得家庭や施設に配る)から多発性硬化症の募金活動まで多くの慈善活動に参加してきました。

6. 嘆きの壁。ビジネス・ビジョンはチームの対話から生み出されており、スタッフが問題視したり、嫌だと思う仕事の役割を書き込んだ「嘆きの壁」と呼ぶフリップチャートから、多くの考えやアイディアが出ています。スタッフに書いてもらうことでチームのやり方を改善したり、そもそも実施する必要があるかどうか判断する機会となっています。

Man with puppy

オフィスで犬を飼うことでストレス解消

 

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