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紹介はお客様からのご褒美 ~人間力が生み出す〝まごころの連鎖″~

齊賀 資和 (Motokazu Saiga)

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大学卒業後、齊賀会員が就職先に選んだのは、父親が勤めていた東京銀座の老舗百貨店でした。当時は「日本一の百貨店をつくる」という父親の夢を引き継ぎ、生涯を捧げる覚悟で入社した齊賀さんでしたが、不思議な力に導かれるように生命保険の世界へと進路を切り替えることになります。何よりも人との縁を大切にしながら、「まごころのご紹介」で顧客の輪を広げ続けている齊賀さんに仕事への思いやこだわりを聞きました。

受け取られなかったタクシー代

百貨店に入社してから数年後、齊賀さんは法人外商部へと配属されることになりました。配属から3年が経ち、部内でトップの成績を収めるようになっていたちょうどその頃、個人外商部で高い利益を上げているMさんという先輩の存在が気になるようになりました。

そんなある日、仕事先に行くためバス停に並んでいると、偶然同じ方向に向かうMさんに声を掛けられ、一緒にタクシーに乗ることになりました。2人を乗せたタクシーは、まず、齊賀さんの目的地で止まりました。そこで齊賀さんは職場の慣例に則り、自分の分の料金をMさんに渡そうとしました。するとMさんはその手を制してこう言いました。「このお金は、次にタクシーに乗ったとき、後輩のためにつかってくれ」。齊賀さんはその一言でMさんの人柄にすっかり魅了されました。ところが、この出会いから約1週間後、会社の掲示板にMさんの訃報が貼り出されました。享年36歳。死因は急性心不全でした。以来、あの一件は、Mさんからの唯一最大の教えとして齊賀さんの胸に深く刻まれました。

 

「私にお任せください」と言える仕事

お通夜の席で、悲しみに暮れるMさんのご家族に掛けるべき言葉を持たない齊賀さんは、ただただ自分の無力さを噛みしめていました。保険会社からスカウトの連絡が入ったのはそれから約1年後のことでした。転職する気はありませんでしたが、営業のノウハウが盗めるかもしれないという思いから、支社長と会うことにしました。するとその面談で、実は支社長がMさんと大学時代の友人で、お通夜にも出席していたことを知りました。

支社長は「齊賀さんが3年はやく生保の仕事をしていたら、Mさんはあなたのお客様だったかもしれない。もしそうなら、あのお通夜の後、あなただけが奥様に『これからの経済的な心配は私にお任せください』と言えたはずです」と語りかけました。その言葉を聞いたとき、齊賀さんの心は大きく動きました。「仕事を通じて、Mさんに返せなかった恩を社会に還元したい」―これこそが齊賀さんの転職理由であり、今日までこの仕事を続けている動機になっています。

 

まごころがつなぐ顧客の輪

転職後、友人知人から営業活動を始めた齊賀さんの顧客は、会社員、経営者、医師など、多岐にわたっています。齊賀さんの手法はたった一つ。既契約者に「あなたにとって大切な方をご紹介いただけませんか?」とお願いするだけです。

このシンプルな方法で1週間に3件以上の成約という目標を入社以来28年継続しているわけですが、その秘訣は齊賀さんの「人間力」にあります。「大切な方をご紹介いただくためにはまず自分が信頼される人間でなければならない」と齊賀さんは言います。礼儀作法や身だしなみはもちろんのこと、契約の申込みは、顧客が完全に納得した状態でなければ成立しません。「紹介はお客様からのご褒美であり、そこにあるのは〝まごころ″。その気持ちを損なわないためにも、お会いした方とはお互いに納得した上でご契約をお預かりするのがモットーです」と語ります。

 

「初心忘るべからず」

齊賀さんが後輩たちにいつも言っている言葉があります。それは「この業界に入った動機を忘れるな」ということ。齊賀さんが、入社以来、週3件以上という目標を継続達成してこられたのも「Mさんへの思い」という転職動機を胸に、挑戦し続けているからこそです。「努力は不可能を可能にする」を信条に、齊賀さんは今も自身の限界に挑み続けています。

また、やみくもに努力するのではなく、しっかり目標を立てることも重要だと言います。まず「10年後にどうなっていたいか」といった長期的な目標を立て、そこから、5年後、1年後、1か月後とブレイクダウンしていくことで、今やるべきことが明確になるからです。「私も今では30年前に描いた理想のおじいちゃんに近付いてきています」とほほ笑む齊賀さんの言葉には30年の挑戦の重みが感じられます。

 

まとめ

「人は誰でも現状を肯定したいものだが、それでは成長できない。私は『まだまだだ』と常に反省しながら「人間力」を身につける努力を続けてきたから今の場所に来ることができたと思っている」という齊賀さん。自らを戒めるその瞳の奥には、これまで縁の糸で結ばれてきた多くの人々への思いが映ります。「大切な人の大切な人を守り続けたい」―Mさんが灯した心の炎は今もなお、齊賀さんの胸の中で静かに燃え続けています。

 

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