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拒否のパワー

Romie Mushtaq, M.D.

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忙しすぎて、ストレスが多く、仕事をひとつずつ処理するだけの状態になると、ハピネスを自覚することすらできなくなります。意識的に小休止することにより、心を開くことができるとMushtaqは言います。神経学者である講師が気持ちを穏やにし、スケジュール満杯の回転車をまわし続けるような人生から解き放たれるためにするべきことを提案します。

あなたは人込みの中に居てどうしようもない孤独を感じたことはありますか。誰もあなたに見向きもせず、ましてやあなたの能力などは知る由もありません。人は時に仕事と生活のバランスに苦しみ、自分に不信感さえ抱きます。

私は病院勤務の際、ブランドのハイヒールを愛用していました。私が歩くと、カツカツと高いヒールの音が廊下に響きましました。私のような医師は前例がなく、同僚の医師や看護師、患者にとってこの靴音が私のトレードマークとなりました。神経科医、てんかんの専門家、そしてチョコレート中毒、それが私です。

私が神経学に足を踏み入れた頃、女性の神経科医の数は5%もいませんでした。MDRTが初の女性メンバーを迎えたその20年後、やっとアメリカの神経学会も女性メンバーを受け入れるようになりました。私は相変わらずハイヒールを履き、しかし問題を起こさないように細心の注意を払い、仕事に没頭していました。実際のところ、週80時間から90時間に及ぶ仕事量に圧倒され、それを何とかこなそうと睡眠時間を削って働きました。私はとても孤独でした。糊のきいた白衣の下に羞恥心や孤独をひた隠し、この気持ちを誰にも悟られぬよう祈るばかりでした。

ここにお集まりの女性メンバーの皆さん、このMDRTと地域社会においてリーダーとしてご活躍されていること、心から嬉しく思います。今ではアメリカだけでなく世界各地で職場における女性の権利を議論できるようになりました。手に負えないような状況に陥ることや孤独を感じることがあったら、私の話を思い出し、一旦休んでください。そうすることで自分の本音を見出し、力を取り戻すことができます。

10年前、私自身が孤独を経験したことで学びがありました。自ら成功を手にしたにも関わらずその生活に身動きできなくなり苦しんでいるのは私だけではないということです。仕事で大成功していても、孤独や不幸を感じている人がいます。解決策は、小休止することにあります。

我々は休みを取り新しい目標を設定します。アニュアル・ミーティングに参加する事、ダイエット、業績を昨年の倍にする事などです。自分を追い込み、ストレスを感じつつも目標を達成しようと努力します。そして成功を手にして考えます。「自分は本当に幸せなのだろうか」幸せだと思うのはほんの一瞬で、再び孤独や不満を感じるようになります。こうしてストレスと成功の悪循環を繰り返すことになり、健康にも支障をきたします。ストレスは命取りになります。医師としてだけでなく、ストレスで命を落としかけた経験から皆さんにお話しています。

研修医としてクリニックに勤務していた時のことです。ある日の午後、看護師が切羽詰まった様子でドアをノックしました。「診察中申し訳ありません。お母様からフロントにお電話です。緊急事態とのことです」私は一瞬でパニックになりました。私には年とった両親がおり、彼らに何かあったのではないかと考えました。私はフロントに駆け付け電話を取りました。「お母さん、何かあったの?」

「Romie、今日はお茶会のためにあなたの叔母達が全員集まってくれたの。皆さん、やっと娘を捕まえました。どうぞ彼女と話をしてください」と電話の向こうで母が言いました。「こんにちは、Romie。立派な医師になったあなたは私達の誇りよ。ところで、その職場で配偶者は見つけたの?」と叔母のひとりが言いました。

危惧した緊急事態ではありませんでしたが、私が窮地に追い込まれることになりました。「お母さん、私は仕事中なの。皆に見られているので後でかけなおします」「いいえ、いけません!私達からあなたに大切な話があるの。あなたは家族の集まりにも顔を出さないし、最近とてもストレスが溜まっているようね。皆で考えたのだけれど、瞑想したらどうかしら」と母。

「それだけのことで私に電話をしてきたの?もう仕事に戻ります。私はとても忙しいし、医師として成功していますから」

「分かった、分かった。全く忙しいばかり言って。叔母のDeepaが今夜7時半にあなたに電話をします。瞑想についてもっと詳しく説明してくれるそうよ。皆さん、Romieにお別れを言ってください」

「さようなら、Romie。あなたを誇りに思っていますよ。医師として一生懸命頑張りなさい。でも配偶者探しも手を抜かないようにね」

この会話で私の心は傷つき、萎縮してとても惨めでした。今日ここで、脳の専門家として心を満たすことや瞑想について話をするのには理由があります。全ての動きをとめて深呼吸してください。あなたの心が耳を傾けるべきメッセージや、心が感じる何かがあるはずです。

私は叔母と母親からの忠告を聞き入れませんでした。ストレスと成功の悪循環で働き続けた私は、ついに胸に鋭い痛みを感じるようになりました。初めの頃、医師は病名を特定できず、逆流性食道炎とストレスが原因とされました。チョコレートをやめて制酸薬を飲むように言われましたが症状は改善せず、また大好きなチョコレートを食べるようになりました。呼吸困難で夜中に目が覚めるようになり、私は初めて事の深刻さに気が付きました。物を飲み込むことが出来ず、自分の唾液と嘔吐物で窒息しかけました。私はアカラシアという稀な疾患にかかっていました。症状は深刻で緊急の手術が必要でした。手術前ストレッチャーに横になり、私は癌や障害が残る可能性など悪い事ばかり考えていました。気持ちは暗くなるばかりで、成功したと思っていた人生から一転、私はどん底にいました。

手術後、私は軽いヨガと瞑想を始めました。瞑想により術後の痛みが和らぎ、気分が軽くなることに気が付きました。これを機に私は世界中を旅し、ヒーリングにおけるマインドフルネス(心が満たされた状態)と瞑想の役割について学びました。旅から戻ると、数十年にわたり検証されている医学研究との出会いがありました。それはマインドフルネスと瞑想を基に脳や体の健康を促進する方法をサポートするものでした。私はストレスと成功の悪循環にはまっている患者はもちろん、多くの方々に私の学んだことを伝えなければならないと思いました。

皆さん、試しにここで一息ついてみましょう。これを実践することは、人生のバランスを取るというMDRTホールパーソンのコア・コンセプトにも通じます。

小休止することで脳はリラックスし、我々は再び活動的に仕事をすることができます。ストレスと成功の悪循環にはまると、脳の機能に悪影響を及ぼします。脳には、記憶と感情を担う側頭葉という領域があります。ここで扁桃体は交通管理センターの役目をし、外界からの言葉や視覚、音、感覚を記憶や行動、感情へと処理します。

我々がストレスと成功の悪循環にはまると脳内の管理センターが上手く働かなくなり、ストレス反応がでます。自分の脳でないかのように明確な思考ができません。感情的になり合理的な考え方ができなくなります。脳が働かなくなると、過剰反応しやすくなります。怒りの感情をあらわにしたメールを送ってしまったり、仕事中に適切でない言葉を使ったり、同僚と衝突したりするリスクがあります。

状況をコントロールするには、自分の脳をコントロールしなければなりません。秘訣は一息つくことです。呼吸を整え、瞑想やマインドフルネスに基づくテクニックを取り入れることにより、脳は機能停止の状態からリラックスし、思考を制御できるようになります。この時、我々はストレスと成功の悪循環から抜け出し、良い状態で目標達成のため前進できるようになります。

では我々の多忙な生活にどう小休止を取り入れたらよいでしょう。瞑想する時間などないと思われるかもしれません。成功者の考え方には1つの共通点があります。加速するためにはまず減速しなければならないということです。

この3つのシンプルなステップを実践することで、一息つき減速することができます。

  1. 再び繋がるために遮断する
  2. 頭の中を空にする
  3. 深呼吸する時間を取る

ステップ1: 再び繋がるために遮断する

まずは、デジタル機器の電源を切ることです。何処でも誰とでもすぐに繋がれるのが当然とされ、常に対応を求められがちです。しかし就寝前の30分から一時間は、全ての電源をオフにしてください。これらの機器から出る青色光は、眼孔の奥を刺激し目を覚まして思考や分析を始めるよう脳の管理センターに指示します。画面の青色光で目は覚めますが、脳は機能停止の状態になります。こうなると脳内で重要な役割をするセロトニンやメラトニンのレベルが低下し、睡眠障害やストレスが発生します。就寝前の30分から一時間は、デジタル機器を全てオフにしてください。

ステップ2: 頭の中を空にする

皆さんは常に頭の中で考え事をしていませんか。一息ついてそこにある思考にフォーカスすると、それらに心を乱されることがなくなります。ペンをとり頭の中にあるものを全て書き出してみましょう。

ステップ3: 深呼吸する時間を作る

頭が上手く働かないと感じることがありますか。深呼吸する時間を作りましょう。皆さんMDRTのファミリーとして是非一緒に実践してみましょう。そうすることでより一層力を感じられます。

息を吐き、意識を自分の体に向けてください。靴の中でつま先を動かします。動きを止めリラックスしてこの場のエネルギーを感じてください。目を開けてください。一息つくことで、ストレス・マネジメントや集中力、パフォーマンスにどんな良い影響があるか考えてください。

私はよく、本当に毎日瞑想をするのかとかと人に聞かれます。瞑想は私がホールパーソンであるための秘訣です。命がけの手術後8年間、瞑想のお陰で心身の健康を維持できています。上手く小休止を取り入れ、ホールパーソンとして自らの力を感じられるよう、ぜひ瞑想を実践してください。

今この瞬間人生という旅の中で孤独を感じている人がいたら、休むことの力を知ることでその状態から抜け出すことができます。

今日の話を機に、皆さんが一息つくこと、小休止を上手く取り入れてくださるよう願っています。

Mushtaq

Romie Mushtaq, M.D., は神経学者としての研修を受けた後、専門委員会により総合医療の認可を受けました。西洋医学の知識と東洋医学見識を組み合わせることにより、脳と心の健康に対する取り組みを変えようとしています。神経科学とを医学とマインドフルネスを統合したユニークなプログラムを考案しました。NBC, the Huffington Post, Fox NewsそしてNPRなどの全米メディアに対して、専門家としてのコメントを提供しています。

 

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